梅の木通信
心の話【S先生の日記】


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22 させて頂きますは、奉仕の心

人間は神の思いによって生きているのではなく、生かされているのであります。
神が人間に対する思いは、陽気暮らしを見たい、させたい思いによって、生かさせて頂き人間が陽気暮らしが
出来るように総てを神が用意してくださっているのであります。
神が人間に知恵を授けたのも、人間はその知恵によって、より豊かな生活をしてくれるだろうとの思いに、
他ならないのであります。
ですからこの世は理詰めの世界と申されているのであり、この世の総てのものは神に叶わぬ余分なものは
一つもないのであいます。

神の思いの世界に適わぬのは、人間の心(人間心)の使い方なのであります。
理詰めの世界だからこそ、人間は感謝と懺悔以外にないのであります。
ですから何をするにも神に対し、させていただきます、○○を使わせて頂きます、ありがとうございます。
と感謝させていただくのが正しいのであります。

ここで言う何々をさせて頂きますと言うのは、神の日々のご守護に感謝、神前奉仕、おそうじ、洗濯など
させて頂きますという感謝の心で奉仕させて頂くのが理に適っているのであります。

形だけさせて頂きましても、心が不足を持っていたのでは、何にもなりません。
人様の御用や奉仕をさせて頂きますは、低い心、水心なのででありますから、その心に真心を込めさせて
頂きますと、つとめさせて頂けたら、天にも人にも通じます。


ありがとうございます。                           昭和60年12月23日