梅の木通信
心の話【S先生の日記】


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20 本音とたてまえ

人間の心の中には、良心もあれば人間心もあります。また、本音と建前ということもあります。
人間はずるさがあるから、本音がなかなかでないのであります。
例えば会議で一つのことが決まってもなかなかそれが実行されません。
勿論道理に照らして議決したことであってもです。

それはたてまえ論で本音が別のところにあるから、真から納得していないからです。

たてまえですから、誰でも納得が行くようでも本音という本心が別のところにあり
それがいつか、どこかで出るつまり批判的な言葉として出てしまうのであります。
ですから実行が出来にくいのであります。

本音は心の奥にしまっておいて、たてまえ論に終始してしまう。人間は「いつでも本音だけ言えるような
家庭や社会や職場にならなければ、神の思いに適わないと思います。
うわべだけで分かっているようでも、心が分からなければ何も出来ないし、行動しても長続きしません

そのことの真実を本音(本心)が、理解して行動したならばどんな時にもくじけることがありません。
本心と別の心、うわべだけ合わせる心がたてまえで、さも最もらしく言うのがたてまえです。

例えば小さいお子さんを見て、可愛いお子さんですね、色が白くて女の子ですか?等と言う
しかし本心はどうか、それぞれ感じ方が違いますので、なんとも言えませんが、内の子の方が可愛いと
おもったらそれが本音であり、本心です。

ありがとうございます。

昭和60年12月20日