梅の木通信
心の話【S先生の日記】


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17 不足心

不足心は人間心であります。この世の中は理詰めの世界であり、神は人間に対しすべて陽気日暮らしの
出来る世界が出来上がっているのに、人間の心の貧しさが神の思いが分からず不足心(自分中心で
満たされない欲望の心)を持っているからであります。

心の理が悟れたら、人間は神に対し感謝と懺悔の心しかなくなってしまいます。
生かされている喜びは、感謝の心に入るからであります。

不足心があったら、神が百万の富を与えても満足することができず、幸福感が湧かないのであります。

貸しもの借り物の教理が体験できて、その理が悟れ身についたら、素晴らしい人になれます。
幸福感を味わうのもまた憎しみや悲しみを覚えるのも、皆その人その人の心の味によるものです。

どんな地位名誉、財産が有り余っていても不足心があったら幸福感が湧かないのであります。
親神は「欲にきりない泥海や」と諭されているとおりです。

これと反対に名誉、地位、財産がなくても、今日一日一生懸命健康で生かさせていただくことができた
ありがとうございます。信仰を持たない方でも毎日、毎日このように感謝して通ることが出来たなら、
その人の方が幸福感が味わえると思います。

感謝の心は神に適う心だからであります。
心の信仰が分かったら、感謝の心が良く分かります。

ありがとうございます。

昭和60年12月20日