“松田の前で、酔った時に歴史の話をしてはいけない”かつて友人の間でひそかに
ささやかれていた事がありました。
何を隠そう、私、松田光一郎は歴史小説のファンであります。
20歳代前半より読み込んだ書物は数知れず、司馬遼太郎、吉川英治、山岡荘八
諸先生方の書は、数多く読み込ませて頂きました。
諸先生方の書を読んだ私は感動のあまり、誰かに、この感動を伝えたく酔った席で
友人に語り続けてしまいました。時には書庫より歴史資料を引っ張りだし、大声で
講義を開いたり、ひどい時は歴史小説をよって眠い目をしている後輩に
朗読してしまう有様。
結果は前述の通り、よった席で私の歴史の話が始まると、皆いそいそと退散する始末、
寂しい私は嫌がる妻を無理やり捕まえて話し足りなかった分の熱弁、
結果今では妻にも冷たい視線で逃げられる有様。
誰も聞いてくれない、そんな寂しさを癒すため私はさらに別の書、別の書と読みあさり、
結果更なる感動を繰り返しました。
しかし感動すればするほど誰かにこの思いを語りたくなるという繰り返し。
そんな時ふと気がつきました。
誰も聞いてくれなくとも、ネットで語るのは自由だ!
そんな訳で当、読書のすすめは、私、松田が感動した書について熱く熱く勝手に
語るページとして立ち上げさせていただ、私的なページでございます。
私同様に、寂しい孤独な読書愛好家の方々、共に語って癒しあいましょう。
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